ジュニパーベリー

●英名:Juniper Berry
●和名:杜松実(としょうじつ)、ねず、ねずみさし
●学名:Juniperus communis L.
●科名:ヒノキ科の常緑樹
●原産地:ギリシア
●主産地:イタリア、フランス、ドイツ、ハンガリー、北アメリカ、オーストリアなど

 原産はギリシアで、ヒノキ科の常緑樹である。北半球一帯に広く生育する。スパイスとしては、果実を利用する。
 ジュニパーベリーには多くの変種がある。日本でも関東以南で栽培され、和漢薬として、またスパイスとして利用されている。和名「ねず」や「ねずみさし」の由来は、葉が針状なため、葉がねずみを刺して、ねずみの侵入を防ぐというところからついたらしい。

ジュニパーベリーの香味と利用法

■果実は、苦味を含んだ松脂に似た香気をもつ。
■パイやマリネなど、肉料理の香りづけによい。また、ニンジン、ジャガイモなどの野菜料理にも合う。野菜の煮込み料理には、少量を砕いて加える。芳香性が強いため、基本的には量は少なめに使用する。
■ジン、ベネディクティンなどのリキュールの風味づけに、ジュニパーベリーの実は欠かせない。本来のジンは、作る過程でこの実が用いられている。

ジュニパーベリーの薬効

 鎮痛、利尿、抗炎症作用がある。また、果実油を内服すると、催淫・強精効果が期待できるらしい。
妊娠中や肝臓に疾患がある人は、使用を避けた方がよい。

ジュニパーベリーの栽培

 ジュニパーベリーの栽培は、種子をまくか、さし木法で行う。種子からの場合、発芽に時間を要してしまうため、一般的にはさし木法で栽培する。